SATRI-IC V5.1V取付け・調整方法
Bakoon Products co.ltd. 21.April 2002
1.電源と基板の間に電流計を挿入し、電源電流を測っておく。この時、信号は接続していない状態で測定する。
2.基板を外し、はんだ吸い取り器、または、はんだ吸い取り線などを使って基板上のSATRI-ICを外す。
3.V5.1を付ける時は、バイアス用のCRDを抜いておく、この時、どちらのチャンネルのCRDか分かるようにしてお
かないと、バイアスが狂うことがある。
4.V5.1を付ける時は、まず抜いたCRDをV5.1基板上にはんだ付けする。この時、極性を間違えない様にする。
5.V5.1の基板をSATRI-ICの上に乗せ、各ピンをSATRI-ICのピンとはんだ付けする。
6.新しいバージョンのSATRI-ICをはんだ付けして、元に戻す。
7.電源電流を測定し、無信号時の電流が大きく変わっていないことを確認する。
8.DCサーボ用のOPアンプ出力電圧を測り、プラスマイナス1V以下であることを確認する。
9.もし、大きくずれているようであれば、以下の要領で調整する。
1.VR最低にし、OPアンプの出力が1V以下になるように、出力段のバイアスを調整し、なおかつ、バイアス電
流が交換前と同じになるように調整する。
2.VR最大にし、オフセットを調整し、OPアンプの出力がプラスマイナス1V以下になるように調整する。
3.VRを最低にし、OPアンプの出力が、プラスマイナス1V以下であればOK、そうでなければ1と2の調整を繰り
返す。
※文章の掲載については試聴屋さんの許可を得ています。